トレーニングブログ㉓ 成長ホルモン、テストステロンは筋肥大には関係ない?

筋肥大の為には成長ホルモン、テストステロン、インスリンのホルモンが必要であるというのが定説でありますが、雑誌Tarzan727号の記事に筋肥大には成長ホルモンもテストステロンホルモンも関係ないという実践女子大学の山田 茂教授の記事が載っていました。


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運動強度が高くなるにつれテストステロンの分泌は少なくなるそうですし、テストステロンを分泌出来るマウスと睾丸を除去処置しテストステロンが分泌出来ないマウスに運動させた実験では、運動後テストステロンのないマウスの方が骨格筋量の増加率が高かったという事です。
また、成長ホルモンを分泌出来ない様に処置したマウスに運動させた所、成長ホルモンがないにも関わらず運動後筋肥大が生じたそうです。

筋トレ後の筋肉に作用するのはIGF(インスリン成長因子)、FGF(メカノ成長因子)やFGF(線維芽細胞増殖因子)だろう言うのが定説の様です。
強度の高い筋トレは筋繊維だけでなく、周囲を取り巻く組織、細胞外マトリックスに損傷を及ぼして、細胞外マトリックスの中に結合している様々な成長因子が流れ出て来るそうです。
細胞膜と基底膜の間にはサテライト細胞(筋前駆細胞)があり、成長因子の働きかけを受けると活性化し、損傷個所に融合する様に修復されます。
元の筋繊維が太くなるのではなく、サテライト細胞がくっついたり、サテライト細胞同士が結合して新しい筋繊維が出来ます。

色々な研究が進んで来ると、今までの定説が変わる事が多いですが、この記事が定説になって来ると、筋肥大の為には成長ホルモン、テストステロンの分泌を高めるサプリメントは必要ないという事になりますがどうなんでしょうか?今後の研究者の方々の動向に注目して行きたいですね。